第四話より　召喚士サジャ 　今日はまた会合があった。 　っていうか三日前もやったじゃん。三日くらいで大した情報集まるはずないんだから、もうちょっと待てばいいのに。単にだべりたいんじゃない？　あの人達。淋しいねー。私あの人達のことよく知らないけど。変な人たち。 　それにしても、あそこに集まってる人たちより私とかクジーレ様の方が情報量多いって、どういうことよ。あのぶんじゃあ召喚候補地も絞り込めてないねー。何やってんの。あれでも各地区のおえらいさんだっていうんだから信じられないなあ。 　だいたい、毎回場所が同じってのがバカっぽいよね。しかも酒場だし。あそこの店主、わかって部屋貸してんの？　こんな黒ずくめの怪しい集団に、よく愛想良くできるよね。いくらさびれてるからって、いくら金払いがいいからって、ちょっと問題あると思う。 　ま、べつにいいけど。 　あーあ、今日は疲れたー。クジーレ様、なにげに人使い荒いし。でもいろいろ勉強になるからいいけど。えーと、今日は北と東に行ったから、明日は南と西だな〜。明日もシェリの奴に手伝わせようっと。嫌な顔してたけど、一人じゃあの広い範囲無理だし。あいつの召喚獣、足速いから便利だよな〜。 　もう寝よ。おやすみなさい。 戻る